他人性(2)~泥棒運転の場合における共同運行供用者と他人

交通事故の裁判例(目次)

昭和57年4月3日最高裁第二小法廷判決

争点

友人が窃取し運転していた自動車に同乗中右友人の起した事故により死亡した被害者の両親は右自動車の保有者に対して右被害者が自動車損害賠償保障法三条にいう「他人」にあたるか否か

判決の要旨

友人が窃取し運転していた自動車に同乗中右友人が起した事故により死亡した被害者において右友人の窃取及び運転を容認していたなど原判示の事実関係のもとにおいては、右両名の運行支配が本件自動車のそれに比較して、直接的、顕在的、具体的であるというべきであつて、右被害者の両親は右自動車の保有者に対して右被害者が自動車損害賠償保障法3条にいう「他人」にあたることを主張することができない。

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