免責 昭和46年11月19日最高裁判所第二小法廷判決

交通事故の裁判例(目次)

昭和46年11月19日最高裁判所第二小法廷判決

争点

警察の自動車が自動車専用道路において転回行為をするについて過失があり自動車損害賠償保障法3条但書による免責を得られるか否か

判決の要旨

実況見分を済ませた警察の自動車が、帰署するため、自動車専用道路において転回行為をするについては、少なくとも、法令に定められた緊急自動車用のサイレンを鳴らし、かつ、対向車両の進行を急激に妨げないような時機と方法を選ぶべきであつて、夜間、判示のような情況のもとにおいて、右サイレンを鳴らすことなく、また、交通規制をする等の措置もとらずに転回行為に及んだため、これとの衝突を避けようとした対向車に追突事故を起こさせた場合には、右警察の自動車の運行について過失がなかつたものとすることはできず、その保有者は、自動車損害賠償保障法3条但書による免責を受けることはできない。

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