保全取消

保全取消とは

保全取消とは、保全命令自体の当否を争うものではなく、発令後の事情変更、特別事情等の事由により命令の取消を求めるものです。これは、保全命令が債権者の主張のみで発令され債権者に有利な手続きであるため、これを債務者が是正するための債務者のための救済制度です。

本案不提起による保全取消

仮差押決定が、債務者を審尋することなく発令される、仮の手続であることから、債務者は未確定な債権者の権利保全のために重大な不利益を被ることになる。そのため、債務者にとっては、本案訴訟において最終解決を急ぐ必要があります。
そこで、債務者は、裁判所に対し、債権者が一定の期間内に本案訴訟を提起するよう、また提起している場合には、その係属を証する書面を提出するよう、起訴命令の申立をすることができます。
裁判所から、起訴命令は発令されたにもかかわらず、債権者が指定された期間内に本案訴訟を提起しなかった場合には、債務者は、保全命令を発令した裁判所に対して、本案訴訟の不提起による保全取消申立をすることができます。
仮差押命令に不服のある債務者が、保全取消の申立をしても、それだけでは、当然には、執行は停止されません。別個保全取消決定に伴う執行停止の申立が必要です。

事情変更による保全取消

仮差押命令が発令された後に、発令の基礎となった事情が変更して、被保全権利や保全の必要性が消滅した場合、当該保全決定の効力は、当然には失われませんが、そのまま効力を存続させておくのは、望ましくありません。よって債務者に、その申立により、事情変更に基づき、保全命令自体を取り消す申立を設定しています。
保全命令に不服のある債務者が、保全取消の申立をしても、それだけでは、当然には、執行は停止されません。別個保全取消決定に伴う執行停止の申立が必要です。

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