最判平成6年6月24日家月47巻3号60頁

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最判平成6年6月24日家月47巻3号60頁

封筒の封じ目の押印と同一の遺言書本文中にある印と民法968条1項の押印

      主   文

本件上告を棄却する。
上告費用は上告人の負担とする。

      理   由

上告代理人○○○○,同○○△△の上告理由第一点について
所論の点に関する原審の事実認定は,原判決挙示の証拠関係に照らして首肯するに足り,右認定に係る事実関係の下において,遺言書本文の入れられた封筒の封じ目にされた押印をもって民法968条1項の押印の要件に欠けるところはないとした原審の判断は,正当として是認することができ,原判決に所論の違法はない。論旨は,独自の見解に基づき又は原判決を正解しないでこれを非難するものにすぎず,採用することができない。
同第二点について
所論の点に関する原審の認定判断は,原判決挙示の証拠関係に照らし,正当として是認することができ,その過程に所論の違法はない。論旨は,原審の専権に属する証拠の取捨判断,事実の認定を非難するものにすぎず,採用することができない。
よって,民訴法401条,95条,89条に従い,裁判官全員一致の意見で,主文のとおり判決する。


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